【買付日記】イルパピロの木版工房
Xylograph シログラフ(英語の読みはザイラグラフ)木版画のプリント工房イルパピロ。
毎年フィレンツェを訪れる度に、アポイントをリクエストしてきたのだけれど
今年も時期が合わなかったため、訪問を叶えることが出来ませんでした。
その代わりにとイルパピロのマリアさんから写真をいただきました。
真ん中が代表のステファン。右がマリアさん。
去年の10月に京都店に遊びに来てくれました。
この写真は1950年代の機械で、
今年の9月からの生産に間に合う様調整中です。
こちらはこれまで頑張ってくれた1930年代の機械。
これを操作するフランセスコも、この機械と共に去年で引退してしまいました。
木版の職人、銅板の職人、イタリアでいうとマエストロ。
そして、それを印刷する職人さん。
どこの国でも、伝統、技術の継承の難しさを抱えているのは同じですね。
今年の秋、吉報が届きます様に!
Kyoko
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BOX&NEEDLEが現地の職人さんにみせてもらって、
買い付けたイルパピロの紙はこちらからご覧いただけます。
この紙は、工房でみせてもらった過去の作品帳から、もう人目にふれないのはもったいなすぎると
懇願して刷ってもらった世界でもBOX&NEEDLEだけでの販売している木版紙。
こちらの紙はもともとのイルパピロの柄をがだいすきで、
京都アトリエスタッフの井上あやさんの配色で色を指定させていただいた木版紙。
考案から、できあがりまで2年待った愛着のある紙。
- 2018.02.26 Monday
- 買付日記
- 12:56
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- by boxandneedle